勉強のやり方に対して持つイメージを変えてみようと思いました。
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今までの「積み上げる」イメージを捨てる
今までは、試験の合格を高層ビルを建てるイメージで考えていたのです。
高層ビルの完成が、所得税法の合格で、
それに向けてやるべきことを一つ一つ積み上げていけば、
合格できるだろうと考えていました。
そのイメージで勉強したらどうなったかというと。
基礎固めだけでなかなか進まないという事態になりました。
少しわからないところがあると、勉強がストップしてしまいました。
高層ビルを建築するならもちろん基礎はしっかりしていないといけないのでしょうが、
このイメージは勉強には合いませんでした。
わからないところ、難しいところは後回しにする勇気を持つことが
答案作成だけでなく、日ごろの勉強でも必要だったのです。
ということで、積み上げイメージは捨てることにしました。
掘り下げるイメージに変更することに
脳に負荷をかけすぎると、思考を拒絶しだして、勉強が続かなくなってしまいます。
ある程度の負荷はもちろん必要ですが、継続して勉強していくためには、
良い意味で楽することも大事だと思いました。
ゆるく勉強しつつ、弱点に関しては集中的に勉強する。
これがよさそうだと思いました。
掘り下げるイメージがしっくりくるように感じたのです。
「ゆる回し」×「高速で深掘り」のハイブリット方式
ゆる回しの目的は「忘れ止め」そして、「ハードルを下げる」
ゆる回しは、地面を広く浅く掘るイメージです。
忘れ止め
所得税法の学習範囲の広さに悩んできました。数日前に勉強したことを忘れてしまうのです。
それで、忘れるのがこわくて特定の論点の復習をやりすぎて、全体的に見ると勉強が全然進まず、勉強の遅れが拡大して、挽回不可能となり、所得税1年合格の夢は散ることとなったのでした。
しかし、別に悩む必要なんて全然なくて、
いったん覚えたものをゆるく回し続けるという忘れ止めを講じれば、解決するのではないかと思いました。
何も机にかじりついて計算問題集を1時間かけて解き直さなくても、
数分で自分が解いた答案に目を通すだけで、忘れ止めとしては十分な効果がありそうだと思ったのです。
ハードルを下げる
特に理論暗記では、毎回の講義で理論ミニテストがあるということもあって、
一理論を完璧に覚えることを意識しがちです。
しかし、一理論に集中して時間を投下すると、他の理論の忘れ止めに充てる時間が少なくなってしまい、全理論を暗記することを目指す上では、逆に非効率になってしまうことも懸念されます。
キーワードを中心に、少しずつ暗記量を増やしていくことも検討に値すると思います。
高速で深掘り
深掘り
ゆる回しと矛盾してしまうようにも感じますが、
弱点は集中的につぶすことが必要です。
掘れなくなったらすぐ後回しにする
掘っていてわからないことにぶつかったら、冷静にテキストを一読し、
それでもわからなければ、後回しの判断をします。
(基礎的な項目の場合は、職員室に電話します。)
悩むの時間の無駄だし、あとから理解が追い付くこともあるので。
高速 とにかくスピードを意識する
深掘り勉強をたらたらやっていたら、時間をロスしてしまい、
ゆる回しに充てる時間が不足することになってしまいます。
そうなると、忘れ去った論点の思い出すために多くの時間が必要となり、
勉強が遅れて、その遅れが累積し、今シーズン終了。
悪魔の循環に入ってしまいます。これだけは絶対に避けなくては。
完璧な理解を目指すと、合格は遠のくと心得るようにしよう。