所得税法 2年目

所得税法 合格体験記①【本試験編】

来年の受験科目を今、検討中ということもあり、
早く決めて、来年8月に向けて走り出したい気持ちもあります。
しかし、この所得税法合格という経験を次科目に生かすためにも、
また、この所得税法合格に足元をすくわれないためにも、
しっかりと振り返りをしておく必要があると思いました。

考えがまとまっているわけでもなく、思いついたことからツラツラと書いていきますので、
読みづらいかと思いますが、よろしくお願いします。

この記事では、自分の作成した答案を中心に、本試験本番のことについて書こうと思います。

本試験の振り返り【問題・解答編】忘れないうちに、試験問題や自分の答案について触れておきます。 試験問題の概要 今回の所得税本試験問題は、概ね次のような内容でした。 ...
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理論について

問1 銀行から債務免除を受けた場合の課税関係

作成した答案

答案に書いたのは、次の2点でした。

① 担保に供されている資産がある場合、売却されたら譲渡所得として課税される。
土地等・建物等なら、その年1月1日における所有期間が5年以内なら課税短期譲渡所得金額に対して30/100に相当する金額の所得税が課される。5年超なら課税長期譲渡所得金額に対して15/100に相当する金額の所得税が課される。

② 債務の免除は経済的利益だから、免除を受けた日の属する年分の事業所得の金額の計算上、総収入金額に算入する。+収入金額の通則規定をベタ書き
(「免除を受けた金額を」って書いたかどうかは、覚えていない。)

思ったこと

①の譲渡所得課税については、予備校の模範解答に書かれていませんでした。
だから、的外れで、点数はこないだろうと試験直後は思っていました。

しかし、的外れではなかったかもしれないなと、今は思っています。
「~の課税関係について、考えられる取扱いを説明しなさい。」という問いかけに対して、
答えていることになっている気がしますし。
実際のところはわかりませんが、点数が来たのではないでしょうか。
この問1については、問題を見た瞬間には、何を書いてよいのかまったくわからず、2分ほど時間をロスしました。
とにかく何か書かなきゃ!と思って、絞り出したのですが、それが良かったのかもしれません。

➁の、原則総収入金額算入については、
①を書いて答案の白紙を少し埋めたことで、落ち着きを取り戻したからか、急に頭に浮かんできました。
根拠規定は、完璧に書くことができたと思います。

経済的利益の総収入金額不算入や、減価償却資産の損失の必要経費算入といった特例規定は、
模範解答を見れば「担税力もないし、それはそうだよね。」と思えるけれど、
試験中には一切思い浮かびませんでした。
(見たことないもの、頭の中に入っていないものが出てこないのは、当然かもしれません。)

そういえば、予備校の講義中に「答案の概要作成」について、細かなレクチャーはなかったように思います。(私が聞いてなかっただけかもですが。。)
どこで読んだか忘れましたが、「あたりまえのことをしっかり書くべき」みたいなのを何度か読んだ記憶があって、概要を丁寧に(誰が、誰に、どの金額を、どの年分の、などを端折らずに)書こうと思っていました。
答練では、暗記の定着が薄すぎて何も書けませんでしたが、
たまたま書けるチャンスが本番にやってきた、という感じです。
もしかしたら、消費税受講時の理論答案作成で練習しまくったのが、生かせたのかもしれないなと思いました。

たまにふとした瞬間に思い出すのですが。
予備校の採点基準によって加点・減点されない箇所にも、大事なことってあるのではないかと、思っています。
(予備校を批判しているのではありません。確かでないことを予備校は教えられない、的なことです。うまく言えませんが。)

合格して驚いていた私に、妻が言いました。
「本試験の問題を予備校が作るわけではないのでしょう?本試験の問題に対して、あなたの答案が合っていたのよ。」と。

自分が仮に試験委員だったらどう思うか、と考えることは大事かもしれないなと思いました。
今後の答案作成の練習において、意識してやっていこうと思っているところです。

問2 国外財産調書及び財産債務調書について

作成した答案

いわゆるベタ書き理論でしたが、ひと通り書きました。
たぶん、キーワードをいくつか間違えてしまいました。
試験直後はしっかり書けたと思っていましたが、予備校の模範解答を見たら、
財産債務調書では、「5000万円を超える」と書くべきところを、「5000万円以上」と書いた気がしてきて、
財産債務調書では、「退職所得金額以外の」を抜かしてしまったと思います。

また、過少申告加算税・無申告加算税の加重措置については、完全に間違えました。
加重措置が何のことかわからず、過少申告加算税と無申告加算税の要件・取扱い(一番基本的な規定)を書いてしまいました。

思ったこと

とりあえず答案を埋めたことによって、何も書かなかった受験生には差をつけることができたかもしれない、思いました。
よその予備校の対策がどうだったのか私は知らないのですが、もしかしたら予備校アドバンテージが生じたかも、とも思いました。
結局、運が良かったのかなと思いました。

私は、大原一筋でやってきまして、大原のカリキュラムをやるだけで精一杯ですので、
他校の情報まで仕入れてしまうと、私の頭はパンクしてしまいます。他校の動向をチェックする余裕は、とてもありませんでした。

しかし、受験生全体の答案の傾向によって、作成すべき答案が変わってくるということは、競争試験である以上は言えるのではないかと思います。

だから、まずは自校のカリキュラムをしっかり消化して、その上で余裕があれば、他校の動向をチェックすることは、今後検討に値するかもと思いました。

計算について

計算については、問題用紙に大したメモ書きも残っておらず、答案を復元できません。
試験中に思ったことを中心に書いていきます。

問1 建設業・物品賃貸業の税額計算

覚えているのは、次のようなことです。

・所得控除は簡単そうだったので、一番最初に慎重にやったこと
・建設工事(事業所得)の売上金額を間違えないように慎重にやったこと
・利子所得、雑所得などの他の所得区分も正解できそうだったので、慎重にやったこと
・みなし配当課税は、理由はわからないが適用なしだと思ったので、「0」と大きめに書いたこと
・寄附金控除と寄附金税額控除の有利判定は、時間がないという理由で寄附金控除にしたこと(結果として、間違えていました。)
・住宅ローン控除も、間違えているのを承知で、適用判定と算式を無理やり書いたこと(こちらも、やっぱり間違えていました。)

最後の方は時間もないことに気づいて、無理やり書きました。

私は、些細なことを結構気にするタイプで、なんというか迷いが生じやすいのですが、
この本試験中はなぜか迷いませんでした。とにかく必死にやりました。

問2 被相続人と相続人の各種所得の金額の計算(不動産所得中心)

覚えているのは、次のようなことです。

・相続人の減価償却は、新償却方法でやったこと
・解答欄をひと通り埋めたものの、少し寂しい気がして、乙の妻が受領した乙の死亡退職金について、「乙の相続税の課税価格計算の基礎に算入されるので非課税」とコメントを付したこと

税理士事務所の仕事のほうで、被相続人と相続人の所得税確定申告書を作成したことが何度かあったので、動揺しませんでした。

この論点については、テキストを読む余裕もなく、完全に切り捨てていたのですが、
「取得価額と取得時期は被相続人から引き継ぐが、償却方法は引き継がない」ということは知っていたので、ここだけは点数を取れるように慎重にやろうと思いました。

計算が最後まで終わらないことだけは避けたいと思っていました。
最後まで終わったのは、理論が難しかったからです。この点も運が良かったと思いました。

当日の体調管理について

今回の本試験は、まったく緊張しませんでした。
いつもよりも体調が良かったとも思います。

塩分を補給するタブレットを食べたり、水分をこまめにとったり、
試験会場近くのイオンで涼んだりしました。
これらのことは、前年以前はしていなかったことです。
気合でなんとかなると、以前は思っていました。

妻に言われて、やることにしました。
実際、効果があって、やって良かったです。

本試験ですべてを出し切るために準備すべきことは、勉強以外にもあると思いました。

まとめ

本試験当日のことについて、書いてみました。

いろんな偶然が重なって合格できたと思います。

体調管理等、自分の心掛け次第でどうにかできることについては、
今後もしっかりやっていきたいと思います。

自分の実力は合格レベルではなかったと思っていますが、
開き直って思い切りよくやったことによって、実力以上のものが出てしまったかもしれないと思いました。
(実力をしっかり身につけて、思い切りよくやれたら、合格可能性を高くできるかもしれません。来年の試験では、その域に達することができるようにしたいです。)

まとまりのない文章で申し訳ないです。
本試験以外のことについて、また別の記事で書こうと思います。

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