税理士試験

【税理士試験総括2】税法の答案作成のポイント3つ

今回は、税理士試験総括2として、税法の答案作成において私が大事だと思ったことを3つお伝えしたいと思います。

計算過程を省略しないこと

例えば、消費税の計算で。
「個別対応方式の方が有利だから、一括比例配分方式を省略する。」
などということは、絶対にしてはならないと思っています。

一括比例配分方式を省略すると、
「個別対応方式と一括比例配分方式の有利な方を選択する」という論点をわかっていることを、答案上に示すことができないからです。

何度も同じような問題を解いているうちに、書くことが無駄なんじゃないか、時間がないから省略してもやむを得ないんじゃないか、と思うこともあります。
私も、計算過程を省略していた時期がありました。

しかし、受験を終えてみて感じたのは、「そのような省略されそうな計算過程にこそ、配点があり合否を分けたのではないか」ということです。

令和2年、最後の科目として受験した住民税でのことです。
計算に77分を使い、一切の省略をせず、フルパターンで計算過程を書きました。

他の受験生が60分~70分で仕上げた問題で、(省略すべきだったのかな・・)と悔やんだ時期もありました。
しかし、結果は合格でした。

採点基準が明らかになっていませんし、計算過程を省略して合格した人もいるようなので、実際のところはわかりません。
ただ、私は最終値をそこそこ間違えていたので、計算過程で点数をもらえたとしか考えられないのです。

よほどのイレギュラー問題(問題が多すぎる、難しすぎる)でない限りは、一切の計算過程省略をしないことをおすすめしたいです。

税法用語を正しく使うこと

これも私見の域を出ませんが、税法用語の使い間違いは致命傷になり得ると考えています。
こんなミスをしないと思っても出るのが本試験なので、無意識でも税法用語を正しく使えるように、日ごろから練習する必要があると思います。

特にテストや模試で合っていると思ったのにバツをつけられていたら、細かな言い回しであっても、講師に質問してバツになった理由を明らかにすべきです。

本試験で多少のミスが出るのは仕方がないことだと思います。
それを見越して、(この間違いを本試験でやったらマズイな。)とか、(これだったら意味が変わってないから大丈夫だろうな。)という、感覚を身につけられると良いと思います。

その感覚を、本試験直前にいきなり身につけることはできませんので(少なくとも私は無理でした。)、
理論暗記を日々頑張って、しっかり暗記した状態でテストや模試を解くことは、とても大事だと思いました。

白紙答案を何が何でも避けること

何も書かなかったら点数をもらえないのは、確実です。
わからなくても、何か書いて正答にかすっていたら、1点もらえるかもしれません。

本試験では、難しいすぎて何を書いてよいのか全く見当もつかないような問題がしばしばみられます。
(なぜ、こんな問題を・・。。)と試験委員の先生を恨めしく思ったこともありましたが、
試験委員の先生は決していじわるをしていたわけではなかったのだと、今は思っています。

「こんなのわかりません!!」と投げ出すのか、それとも、何とか試行錯誤して答えを絞り出そうとするのか、その姿勢が問われていたのだと思いました。

実際、難しい問題を正答するのは容易ではありませんので、「書いてあるか」「書いていないか」によってしか、差がつかないのではないかとも思います。(これも完全な私見です。)

・非課税のコメントを作文してみる
・よくわからないけど、判定式だけは書けそうだから書いてみる
・きれいな作文はできなくても、「例えば、」の書き出しで無理やり例示を挙げて作文する

このような、ちょっとした、無理矢理の、ひねり出した答案が、
合格や不合格を分けていくのではないかと想像しております。

ちなみに、理論の激ムズ事例問題は、「原則→特例」の枠組みで考えてみると、何かしら思い浮かんで白紙答案を回避できるかもしれません。(できないかもしれませんが。。)

総括2のまとめ

ずいぶんと私見が多くなってしまいましたが、上記の3点を意識して答案作成を心掛けるようになってから、3年連続で税法に合格しました。

もちろん、運に助けられた部分もあったと思いますが、それなりに努力もしました。
試験委員の先生は、その努力を答案から読み取ってくれたのかなーと思います。

試験委員の先生の視点で、「どんな答案だったら〇をつけたいか」を考えてみるのもよいかもしれません。

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